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サブ基盤
前章の液晶と同様に、サブ基盤も現在の機種にはほとんど搭載されています。
パチスロには「メイン基盤」と「サブ基盤」があります。メイン基盤は主に、パチスロの基本的な機能部分である、当たりはずれ判定や、リール制御、停止、メダルの払い出しといった部分を担当としています。一方、サブ基盤はその名の通り、サブ的役割をこなし、液晶やドットの演出部分、リールのランプの処理、音などを担当しています。
これらの2つの基盤の間で処理のやり取りを行うわけですが、メインとサブでは信号の流れが決まっています。
メイン基盤はサブ基盤に信号を流し、演出等の指示を出すことができますが、サブ基盤はメイン基盤に影響は与えてはいけないという決まりです。サブ基盤がメイン基盤に影響を与えるというのは、先ほどのそれぞれの役割にありました、パチスロの基本部分である、当たりはずれ判定やリール制御、メダルの払い出しといった部分です。
ですので、サブ基盤はただメイン基盤からの信号を受け取り、それに従って演出を起こすという役割しか行いません。
じゃあなんで、わざわざひとつのテーマにしたの?となるわけですが、このサブ基盤が使われるようになったことが現在のパチスロ界を大きく進化させているからです。
サブ基盤は最初、バックライトの演出など、まさに”サブ”の役割をこなしていました。しかし、AT機の出現により、その役割を変貌させたのです。AT機時代の始まりです。
サミーから出現したこのAT機は、通常非常に高確率で成立している15枚の子役をサブの演出により獲得を可能にします。どういうことかと言いますと、「獣王」(よく出てきますねー)を例に説明します。
通常のAタイプの台は、例えば、300回まわしたうちの90%くらいは”はずれ”です。まあ270回くらいでしょうか(仮にそうしましょう)。残りの10%は10枚子役であったり、リプレイだったり、そしてボーナスだったりしています。
ところが、獣王における子役確率は90%が15枚役で、残りの10%がハズレ・2枚役・ボーナスという感じです。要するに、ハズレと15枚役の確率が入れ替わっているのです。
でもその15枚役は通常時ではなかなか得ることはできません。理由は図柄の配列です。詳しいことはここでは説明しませんが、15枚役の図柄のならびが12種類あります。
なので、狙って15枚役を取ろうにも確率は12分の1ですから結果的にはプラスにまではいきません。(3枚がけの12分の1ですからね)
しかし、AT中(アシストタイム中)は話が違います。通常成立している12種類の15枚役をすべてドット表示で教えてくれるのです。ですので、獲得は非常に容易になります。
このとき、活躍しているのがサブ基盤というわけです。AT中に成立した15枚役の配列をメイン基盤からの信号を受け取り、サブ基盤で表示します。通常時はメイン基盤からきた信号をサブ基盤は無視するわけです。
このような使われ方でサブ基盤は一気に注目を集め、各メーカーがこぞってAT機を発売しました。あまりにAT機がが横行し、また、過激すぎる出玉で打ち手の射幸心を強く刺激するということで、サブ基盤に対する規制が入りました。2002年7月の「自主規制」です。
こうして、パチスロの一時代を築いたサブ基盤ですが、AT機のような使われ方はされなくなったとはいえ、いまだにサブ基盤は使用されています。今後もこのサブ基盤がなくなることはないでしょう。
ちなみに、この「サブ基盤」はなくてもちゃんとパチスロはできるんですよ。ただ、演出がまるでなくなるので、つまんないですけど。。
投稿者 shu : 2005年06月05日 06:37